「コンテナ不足」というワードを聞いたことはありますでしょうか。
コンテナとは容器のことで、物を入れて保管したり荷物を運ぶときに使われます。大きさや用途は様々で強度が高いことがポイントです。
日常生活で考えてみると、電車や船に積んである光景を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は…そのコンテナが世界的に不足するという緊急事態が発生!どうして起きてしまったのか。それによりどんな影響があるのかをお伝えしていきます。
生産活動がストップ【2020年1月~2020年春】
中国で新型ウイルスが広がり、拡大を防ぐために生産活動がストップとなりました。コンテナの多くは中国で製造されていますが、もちろんこの時点でコンテナの生産もストップ。次第に世界各地で新型ウイルスが広まっていき、ロックダウンを実施する国も出てきました。このような状況の中、今後国際間の物流は減少すると考えられ、運用するコンテナの量を減らす動きもみられました。物流が少ないとはいえ、徐々に減っていくコンテナたち…
お家時間による輸送需要の高まり【2020年夏~秋】
日本でも3月頃から外出を控えようという動きが生まれ、「お家時間」や「STAY HOME」という言葉をよく耳にするようになりました。この動きは、長期間にわたり世界的に継続されていきます。次第にお家で過ごす時間を充実させるアイテムやツールの需要が高まりをみせます。需要に応えるため、生産活動を再開した中国や東南アジアから世界へ向けての輸出が活発になりました。
人員不足とコンテナ不足発生【2020年秋~冬】
中国からの輸出は増えましたが、輸入する側の欧米諸国で新型ウイルスが拡大。船からコンテナを降ろす作業員やトラックドライバーが少ないという深刻な人員不足に。そのため船が到着しても、降ろせない!運べない!空のコンテナを返せない!というコンテナ不足が発生しました。コンテナは使い回して使用するので、空のコンテナを返せないとサイクルがうまく回らなくなってしまいます。それに加え船に積んでいるコンテナも降ろせないとなると、動かせるコンテナが無くなってしまう=コンテナ不足という事態になってしまうのです。
入港待ちによる影響【2021年1月~3月】
輸入する側の人員不足により荷降ろしやコンテナ配送に時間がかかってしまうため、沖で船が入港待ちをしている状態が続きます。他の船を出動させてサイクルを戻したいところですが、すでにほとんどの船がコンテナを積んだまま出払ってしまっています。コンテナ不足はまだ続きそうですし、船が入港できないので商品の入荷にも遅れが生じてきます。当時、私たちも入荷遅れの影響を受けていました。このような状態を受け、中国では急ピッチでコンテナを生産しているとのことです。
私たちにできることを
私たちができることとして、アドワイズでは少しでも早く入荷ができるように、リアルタイムでの情報収集や入港待ち回避の方法を検討してきました。リアルタイムで情報を収集できるのは、私たちと繋がりがある物流企業さんが定期的に情報を共有してくださるからです。今回の記事も、物流企業さんからいただいた情報を基に制作しています。こういう状況だからこそ情報の共有はとても心強いですし、より感じられる「つながり」があります。まだまだ大変な状況は続きますが、各地で行われている生産活動や輸出入、情報共有など様々な活動がそれぞれを支え合っているのだと思います。互いに協力し合い、自分たちにできることをしていきたいと思います。
ベルアド社員のひとことスペシャル
「お家時間はこう過ごしていた!」
外出を控えようという動きが始まった2020年の春頃、皆さんはどのようにお家時間を過ごされていましたでしょうか。今回はアドワイズの社員にどう過ごしていたのか聞いてみました!すると…
・映画を観る ・断捨離をする ・オンライン飲み会をする ・料理に挑戦
・観ていなかったアニメを観る ・ギターを弾く ・植物を育てる
・ドラマを観る ・ヨガをする ・本を読む ・漫画を読み返す
などなどがありました!
この期間に挑戦してみたことが趣味になった、という方も多いかもしれませんね!