弊社イチオシの商品「プロジェクションバナー」
この商品の開発には、たくさんの時間と検証と情熱が詰まっています。今回は、プロジェクションバナー誕生の裏側をお伝えしたいと思います!全てを伝えようと思うときっと30話くらいになってしまうのですが、それをぎゅっとまとめて全3話の連載にしたいと思います。
第1話:開発のきっかけから展示会での初お披露目
第2話:検証を繰り返す日々といざ2度目の展示会へ
第3話:新アイテムの登場と今振り返るプロジェクションバナー開発への想い
今回はその第3話目、いよいよ最終話です。
大反響で終わった展示会。ですが、もっと良くしたい!と開発メンバーの意欲は止まりません。アイデアを出し合い、さらなる改善を進めます。
そしていよいよ完成の時がきます。完成までおよそ3年半。そこまで辿り着けた原動力は何だったのでしょうか。プロジェクションバナー開発の裏側にある想いが明らかになります!
お助けアイテム登場!
展示会後、もっと使いやすいものとなるように、焦点距離の課題や外部環境の影響を受けてしまう弱点を改善していこう!と、さらなるパワーアップをめざしていきます。そこで改善案として出たアイデアの中にはこんなものがありました。
プロジェクションバナーは、本体とプロジェクターの距離が近いので、使えるのは超短焦点のプロジェクターのみ。プロジェクターの選択範囲を広げるために、鏡を数枚使って映像を反射させ焦点距離を稼ぐ、というアイデアがありました。とても面白いのですが、鏡の設置が難しく断念…。
このアイデアは実現できませんでしたが、実現できた例ももちろんあります!
次に挑んだのは、もっと綺麗に動画を投影するためのアイデア。外部環境の影響を受けない暗い場所に設置すると綺麗に映るのですが、展示会等ではそうもいかず…。そこで閃いたのが、その場を暗くできなくてもプロジェクターの周辺だけを暗くすればいいのでは?というアイデア。
そこで浮かんだアイテムが「マント」。マント1つをとってもユーザーが使いやすいものにしたいという思いがあるので、こだわって開発しました。何度も検証を重ねてできあがったのは、下部分にメッシュ素材を使ったマント!折り畳んで収納ができる材質を軸に考え、より綺麗に見せるための遮光性と、安全に使用するために熱を逃す通気性を追求。材質が異なるものを組み合わせることで一石二鳥なマントが誕生しました。
マントを使うことで、窓際に設置してもOK、目立たせるためにスポットライトを当ててもOK!外部環境の影響を受けにくい投影が可能になり、より使いやすくなりました。そして、このマントが加わりプロジェクションバナーは完成となります。
いつも1番に考えていたこと
プロジェクションバナー完成までおよそ3年半。今振り返る開発への想いを聞いてみました。
開発していくなかで1番大切にしていたことは「ユーザー目線で考えること」。
それは組み立て方法や使い方、映像の見え方など全てにおいてです。
例えば…
・使いやすいように組み立ては簡単な方がいい → パーツに目安の印を付けて分かりやすくしよう
・別の場所でも使えるように持ち運びができた方がいい → パーツを簡素化して取り外せるようにしよう
・PRがしっかりできるように映像が綺麗に見えた方がいい → 明るい場所でも映像が見えやすいスクリーン素材にしよう
など、ユーザーのことを第一に考え開発を進めてきました。時にはお客様からご要望をいただくことも。そういった声にもお応えできるよう、現状に満足せず改善を続けてきました。プロジェクションバナーには、ユーザー目線を大切にしたアイデアがたくさん隠れているんですね!
開発の裏側にあるもの
開発メンバーに、完成まで活動を続けられた理由を聞いてみると…
「楽しかったから、ワクワクしたから!」という答えが!さらに「チームワーク」というワードも出てきました。
アイデアを出す時には、こうしたら今までに無いものになる、こうすれば面白いし楽しくなるのでは?という考え方や発想を大切にしていたそうです。自身が楽しいと思えることが、取り組む原動力に繋がっていたのかもしれません。 さらに開発チームはコミュニケーションを大切にしていて、面白いなと思った情報はすぐに共有。作業をしながら常に話し合いや相談もしていました。チーム一丸となって取り組むこと。そこにも重きを置いていたのです。そのチームワークと今までにないものを作りたい!という気持ちがあったからこそ、プロジェクションバナーは誕生したのだと思います。
ここまで3回にわたって裏側をお伝えしてきました。
3年半という長い開発期間の裏側には、ユーザー目線を大切にして考えたたくさんのアイデアと、チームで1つとなり今までにない新しいものを作りたいという信念が詰まっていました。
同じ会社にいる私でも知らないことがたくさんあり、今回の裏話が聞けて良かったなと思います。今後、プロジェクションバナーを目にした時、こんな裏側があったんだなぁと少しでも思い出してもらえると嬉しいです!
ライターのひとこと
「裏の名前、PJB」
プロジェクションバナー開発の裏側をお伝えしてきましたが、実はプロジェクションバナーには裏の名前があるんです。その名も「PJB」
社内では愛着をもってそう呼んでいます!
もちろん愛情を込めて呼んでいますが、長い名前だと略しちゃうことありますよね!会社名のベルアドワイズも、ベルやアドと自分たちで略して呼ぶことがあります。